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六麓荘エリア
山手に広がる、日本を代表する邸宅街
六麓荘(ろくろくそう)は、芦屋市の山手、六甲山のふもとに広がる住宅地です。広い敷地に邸宅が並び、日本を代表する高級住宅地のひとつとして知られています。
この街の大きな特徴は、街並みを守るためのルールが、芦屋市の「地区計画」として細かく決められていることです。このページでは、芦屋市の公式ページをもとに、六麓荘の成り立ちと街のルールを分かりやすくまとめました(出典はページの最後に載せています)。
どんな街?
芦屋市によると、六麓荘は昭和3年から、香港島の高級住宅地を手本に開発された地域です。広い道路をつくり、電線や電話線を地下に埋設して、豊かな自然の中に低層の住宅が並ぶ街として発展してきました。
その後も、町内会による建築協定など、住民の方々の取り組みによって街並みが守られてきました。そして現在は、芦屋市の「六麓荘町地区地区計画」によって、「緑豊かな自然と調和した、低層の戸建て住宅を中心とした住環境」を守り育てることが目標とされています。
地区計画で決められている、主なルール
六麓荘町は、地区A・地区B・地区Cの3つに分かれていて、地区ごとに少しずつルールが違います。ここでは、面積がいちばん広い地区A(約25.9ha)を中心に紹介します。
| ルール | 地区Aの内容 | 地区B・Cとのちがい |
|---|---|---|
| 建てられる建物 | 一戸建ての住宅、地域の自治活動のための公民館・集会所など | 地区Cでは、ほかの用途の建物について別の決まりがあります |
| 敷地の広さ | 400㎡以上 | 同じ |
| 建ぺい率(敷地のうち建物が建てられる割合) | 30%以下 | 地区B・Cは40%以下 |
| 容積率(敷地に対する延べ床面積の割合) | 80%以下 | 同じ |
| 建物の高さ | 一番高いところで10mまで、軒の高さは7mまで | 地区Cでは、一戸建て以外の建物に別の決まりがあります |
| 壁面の位置 | 道路から2m以上、隣の敷地から1.5m以上離す(敷地が400㎡未満なら隣から1m以上) | 同じ |
| 緑化率(敷地のうち緑にする割合) | 40%以上(屋上や壁面の緑化は含まない) | 地区B・Cは30%以上 |
| 屋根・外壁の色 | けばけばしくない、落ち着いた色調。色の鮮やかさ(彩度)に上限がある | 同じ |
| 道路に面した囲い | 生垣か、見通しをさえぎらないフェンスなど。高さは1.8m以下 | 同じ |
※ 地区計画が決まったときにすでにあった敷地など、例外や緩和のしくみもあります。実際の土地にどのルールがかかるかは、必ず芦屋市(まちづくり課)に確認してください。
数字でイメージすると
たとえば地区Aで、ちょうど400㎡の敷地なら、
- 建物を建てられる面積(建築面積)は、400㎡ × 30% = 120㎡まで
- 延べ床面積は、400㎡ × 80% = 320㎡まで
- 緑にする面積は、400㎡ × 40% = 160㎡以上
となります。「敷地の広さのわりに、建物はゆったりと小さめに建てる。そのぶん緑を多く残す」という考え方の街だということが分かります。
家を買う・売る・手を入れる前に知っておきたいこと
六麓荘のルールは、新しく家を建てるときだけでなく、土地を分けるとき、建て替えるとき、外まわりに手を入れるときにも関係してきます。
土地を分けて売るのは難しい
敷地は400㎡以上と決まっているので、広い土地を小さく分けて売ることは、基本的にできません。分けるときにやむを得ず400㎡を満たせない場合でも、緩和されるのは1つの敷地だけ、360㎡までです。相続などで土地を分けることを考えている方は、早めに確認しておきましょう。
建て替えのときは「今と同じ大きさ」に建てられるとは限らない
古い建物の中には、地区計画ができる前に建てられたものもあります。建て替えるときは、高さ・建ぺい率・壁面の位置・緑化率などの今のルールに合わせる必要があります。売る側も買う側も、どんな建物が建てられる土地なのかを、設計士や不動産会社と一緒に確認しておくと安心です。
外壁の塗り替えでは、色選びに注意
屋根と外壁の色には、鮮やかさの上限があります(赤・橙系は彩度4以下、黄系は3以下、その他は2以下。自然素材は除く)。外壁や屋根の塗り替えを頼むときは、六麓荘のルールを知っている業者か、色見本を決める前に確認しておきましょう。
広い敷地では足場の費用も変わりやすいので、六麓荘・芦屋川エリアの足場の話や、外壁塗装の見積もりで「総額」を確かめるポイントもあわせてご覧ください。
庭木の手入れも、暮らしの一部
地区Aでは敷地の40%以上を緑にすることになっていて、既存の樹木もできるだけ伐らずに残すことが方針とされています。そのぶん、庭木の剪定や手入れは欠かせません。大きくなりすぎた木をどうするか迷ったら、伐採・剪定を業者に頼む前に確かめたいことも参考にしてください。
山手ならではの確認ごと
六麓荘は六甲山のふもとの斜面に広がっているため、坂道が多く、日々の移動は車が中心になります。また、山手の土地では次の点も確認しておきましょう。
- 土砂災害の区域:芦屋市の「防災情報マップ」で、住所ごとに土砂災害警戒区域などを確認できます
- 擁壁(ようへき):高低差のある土地では、土をささえる擁壁の状態が大切です(くわしくは芦屋の高台エリアで擁壁をチェックしたほうがいい理由)
価格や取引の情報は
六麓荘は取引の件数が少なく、1件ごとに敷地の広さや建物の状態も大きく違うため、「相場」がつかみにくいエリアです。過去の取引価格は、国土交通省の「不動産情報ライブラリ」で調べられます。売る・買うときは、このエリアの取引に詳しい会社を含め、複数の会社に話を聞いて比べることをおすすめします。
芦屋市の補助制度は芦屋市の住まいの助成・補助まとめにまとめています。
こんな方に向いています
- 広い敷地で、緑に囲まれてゆったりと暮らしたい方
- 街並みのルールが守られた、静かで落ち着いた環境を大切にしたい方
一方で、日常の買い物や駅への移動には車が必要な場面が多く、建物や外まわりにも街のルールがあります。「自由に建てたい」「土地を分けて活用したい」という方には向かないこともあるので、その点もあわせて考えておきましょう。
このページの出典
- 芦屋市「六麓荘町地区地区計画」(区域・面積、開発の経緯、地区A〜Cの建築物の制限、緑化率、色彩、囲障)
- 芦屋市「防災情報マップ」
- 国土交通省「不動産情報ライブラリ」
(いずれも2026年10月に内容を確認しています)
※ 地区計画の内容は変更されることがあります。実際の土地や建物にどのルールがかかるかは、芦屋市 都市政策部 都市戦略室 まちづくり課(電話:0797-38-2109)に確認してください。
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家を探す・売る前に確認したい芦屋市の公式情報
浸水や土砂災害の想定、学校区、助成制度などは、市の公式ページで最新の情報を確認しましょう。
リンク先は芦屋市の公式サイトです(2026年10月確認)。
六麓荘エリアの不動産会社(例)
このエリアに店舗を構える会社や、地元での実績がある会社の例です。
兵庫県西宮市樋之池町10-5-101/芦屋市呉川町4-26(西宮・芦屋にショールームあり)
大正8年創業、107年続く塗料販売店を母体とする外壁塗装・屋根塗装の専門店。
※ 掲載情報は変更される場合があります。最新情報は各社の公式サイト等でご確認ください。