2026-10-01
「屋根がずれていますよ」と突然の訪問。外壁・屋根の点検商法と、業者の選び方
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ある日突然、作業着の人がやってきて「近所で工事をしている者ですが、お宅の屋根がずれているのが見えました。無料で点検しますよ」。
親切そうに見えますが、こうした訪問から高額な工事を契約させる「点検商法」のトラブルが増えています。この記事では、国民生活センターと消費者庁の情報をもとに、手口と対処法をまとめます(出典は記事の最後に載せています)。
屋根工事の点検商法の相談は、5年で約3倍に
国民生活センターによると、屋根工事の点検商法に関する相談は、2018年度の923件から、2022年度には2,885件に増えています。2023年10月の発表では、契約した人の8割超が60歳以上とされ、特に高齢の方に注意してほしいトラブルとして紹介されています。
よくある勧誘トーク
国民生活センターの発表では、次のような流れが紹介されています。
- きっかけ:「近所で工事をしているのであいさつに来た」「屋根瓦がずれているのが見えた」
- 不安をあおる:「このままだと瓦が飛んで、ご近所に迷惑がかかる」
- 負担が軽いと思わせる:「保険金を使えば自己負担なしで直せる」
- 次々に勧める:屋根のあとに、外壁や床下など別の工事も勧められる
ドローンで撮ったという写真を見せられて契約した、という相談もあります。見せられた写真が本当に自分の家のものか、その場では確かめられません。
突然来た業者には、こう対応する
自分で業者を選ぶほうが、結局は安心
外壁や屋根が本当に気になるなら、訪ねてきた業者ではなく、自分で調べて選んだ会社に点検と見積もりを頼むのが安心です。選ぶときは、次の点を確認しましょう。
- 会社の所在地・建設業の許可などが、公式サイトの会社概要に書かれているか
- 料金の目安と、別途かかる費用が書かれているか
- 保証の内容(何年・何が対象か)が書面で示されるか
- 2〜3社の見積もりを比べる
見積もりの見方は、外壁塗装の費用はいくら?見積もりで「総額」を確かめる5つのポイントでくわしく解説しています。
自分で選んだ会社に見積もりを頼む(創建リフォーム)
西宮市など関西で外壁・屋根塗装を行う会社です。公式サイトで料金プランと保証の内容を確認してから、無料見積もりを申し込めます。
無料で見積もりを依頼する「市から来ました」にも注意
西宮市の耐震化の補助のページでは、市が特定の設計事務所や工務店を派遣・紹介することはない、と注意が呼びかけられています。市の名前や制度の名前を出して訪問してくる業者にも気をつけましょう。市の助成については、西宮市の住まいの助成・補助まとめで整理しています。
まとめ
- 「屋根がずれている」「無料で点検します」という突然の訪問には、点検させない・その場で契約しない
- 訪問販売の契約は、書面を受け取った日から8日以内ならクーリング・オフできる
- 困ったら「188」へ。家族や身近な人が気づいて相談することもできる
- 工事が必要なら、自分で選んだ会社に見積もりを頼み、比べてから決める
この記事の出典
- 国民生活センター「屋根工事の点検商法のトラブルが増えています」(2023年10月11日公表)
- 国民生活センター「訪問販売によるリフォーム工事・点検商法」
- 消費者庁 特定商取引法ガイド「訪問販売」
- 西宮市「すまいに関する助成」
(いずれも2026年10月に内容を確認しています)
※ クーリング・オフができるかどうかは、契約の形や状況によって変わります。迷ったら、早めに消費生活センターへ相談してください。
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